ボイストレーナーはどんな練習をしているのか?①
◆ ボイストレーナーはどんな練習をしているのか? ①◆
みなさん、こんにちは!
新宿・千歳烏山のボイストレーニング教室Kayoko Voice LabのKayokoです。
さて今回は、たまに聞かれることがある、「どんな曲を歌ったらいいのか」ということについてお話しようかなと思います。
自分が好きな曲を練習すればよいのではないかな、と思いますが、
私は、「コンディションや成長を感じるために」たまに歌う曲というのがありますので、そちらを紹介しようかなと思います。
今回は「裏声」の練習として次の曲をあげます。
「You Raise Me Up」
ケルティックウーマンが歌ったことで有名になった曲でしょうか。
私の歌を聞いて、なんじゃそのよわっちぃ声は~~!!!
と思った方もいるかと思います。
わざと弱くしています。
この曲で練習したいのは、アンザッツで言えば4番系の声、つまり喉頭やや低めの裏声です。
注意点はこんな感じでしょうか。
②喉頭やや低め
これらがどんな音の高さ、どんな言葉になっても崩れないか、ということを観察しながら歌っています。
発声の練習なので、感情をこめたり抑揚やニュアンスは何も気にしていません。
実際のところ、「んんん??あやしい」という箇所は何回もありますね。
低音の不安定さだったり、エアリーになりすぎてしまったり。
(おいおい!そんなんじゃ~ダメだろ~!!)
喉頭位置がそんなに低くなかったり、もう少し倍音が鳴った方がいいのかもしれませんが、私自身の感触として、こういった芯のないような軽い裏声が出せるかがコンディションのバロメーターになります。
こういうニュアンスの声がひっかかりなくスムーズにでるときは、なかなかよさげな時です(*’▽’)
ぜひ一度歌ってみてほしい曲です。
でも、あくまで現在のわたし個人にとって、というレベルの話なので、お遊び感覚で大丈夫です~