歌がうまくなりたいなら。。。
こんにちは!新宿・千歳烏山のボイストレーニング教室Kayoko Voice Labのkayokoです!
いろんな人に接していると、いろんな方がいるわけです。
歌の練習の仕方に、マルもバツもないと思っているんですけども、
変化している方に共通することはあります。
それは1つの曲を「突き詰める」こと。
歌う曲をレッスンごとに毎回変える方は、たいして変わっていないかな、という印象です。
もちろんこれは私の教え方にも問題があると思うので、その点大変申し訳ないなと思っているのですが。
1時間、というかボイトレをしたあとなので、だいたい歌の練習は1レッスンの中で30分くらいなってしまうことが多いのですが、
そんな短い時間では何も突き詰められないわけです。
上っ面をなんとなくなぞるくらいしかできないんです。
もちろんちょっとしたコツを伝えただけで良くなる方もいなくはないですが、
違う曲で似たような箇所があったとして、習ったことを応用したりすることができないことがほとんどです。
なんだか、ちょっとしたコツで歌がうまくなると思っている方が多い気がします。
でもこれみなさんのせいじゃないんですよね~。
30分で声が変わるとか、カラオケがうまくなるとか、「即席」をうたう教室やスクールやボイストレーナーが多くなってしまったからだと思います。
そもそも歌の「うまい」「下手」なんて存在しません。
存在しているのは、自分の、世間の、勝手な「偏った価値観」だけです。
話を戻しますが、歌が上手くなりたいなら、
とにかく、なんでもいいので1つの曲を「突き詰める」ことです。
聴いて聴いて聴きまくって、歌って歌って歌いまくって、録音して自分の歌聴いて、音程・声質・リズム全部に気をつかって、
すべてが無意識下になるくらいまで突き詰めるべきです。
ってわたしもできてないんですけどね・・・・すいません。
そんなプロみたいなとこ目指してないんですけど~っていう方がほとんどだと思いますが、
上手くなりたいのであれば、自分がうまいと思うアーティスト、歌いたいと思う曲に、それを選んだ理由があるわけですよね。
その自分が惹かれたポイントを再現できずしてうまくなったといえるのか、、、
まぁそんな感じでございます。(モノマネ一辺倒になれと言っているわけではないです)
歌を歌いたいのであれば、カラオケへ行けばよい話ですね。
歌を練習したいのならば、「突き詰める」という時間が必要です。
これはとっても苦痛なことはわたしもわかっています。
でもだんだん「突き詰める」作業も慣れてきますよ。
1曲を突き詰めて練習される方を見ていると、ご自身でだんだん気づきはじめます。
わたしが言わなくても、「あれ?」とか「もう一回やりたい」とか、歌いなおしたり、自然と反復練習しています。
ここに書いたことが正解だとは思わないです。
でもわたしはプロもアマも関係なく、表現者になってもらいたいなと思って、歌と向き合っています。
「声」や「歌う」ということは「衝動的」なものであってほしいと思っています。