ボイストレーニングのコツ⑥　壁をこえろ！

こんにちは！新宿・千歳烏山のボイストレーニング教室Kayoko Voice Labのkayokoです。

ボイストレーニングしていて、

なーんかあんまり変わらないな～

と悩んだりしませんか？？

理由はいろいろあると思うのですが、
わたしがいろんな方と接してきてなんとなく感じるのは、

「（自分が勝手に築いた）心の壁を越えれるかどうか」

何に取り組むときでもそうだと思うのですが、
わたしたちって、自分の価値観の中、簡単にいうと好きなもの・似たもの、はすぐに受け入れられるんです。
でも、自分の価値観の外にあるものって受け入れにくい生き物ですよね。
趣味趣向はひとそれぞれ、価値観もひとそれぞれで良いのですが、
それって自分の範囲内、自分の経験値内の、いわゆる偏ったものですよね。

声を自由へと向かわせるにあたって、この自分の中にある狭い「価値観」というものが猛威を振るって制御できないことがあります。

レッスンではいろんな声を出していただくのですが、
どうもうまくいかないときってあります。

その原因が物理的なことは多いのですが、
もうひとつのあるあるに、

その声だしたくないな～(*_*;)

と思っている可能性、というのがあります。

これが「壁」です。

女性なら女性らしい声、男性なら男性らしい声、好きなアーティストみたいな声、
また、ボイストレーニングでよく求められる高い声だしたいな、音域広げたいな、
など、気が付かぬ間にいろんな取捨選択をしてかえって可能性をせばめているのです。

いえいえ、上のような希望をもってボイトレをすることは間違いではありません。
ただ、「声」や「歌」という大海を自由に泳ぎまわれるようになりたいのであれば、
そういった価値観はとりあえず横に置いてほしいな、ということです。

価値観を捨てるとか、フラットな心でとか、自分を解き放て、なんて
そんなのみなさんわかってますよね。
それができたら苦労しませんよね。
わたしもできませんよ～。日々雑念や煩悩だらけでございます。

わたしのレッスンに来られている方も、最初は想像と違って戸惑っていた方が多いです笑
でも少しずつ心を開いてくれているというか、なにも気にしないというか、
お、なんか声変化してきたな！って感じる方は、レッスン中の態度がちがってきたなって感じます。
いい意味で気にしなくなったというか。

もちろん、声や歌をより自然でよい方向へ向かわせるには、いろんなアプローチがあります。

そのひとつのコツとして、「こころの壁」をとっぱらうというのはアリなのではないかなと思っております。