おじいちゃんのこと

どうもこんにちは!新宿・千歳烏山のボイストレーニング教室Kayoko Voice Labのkayokoです!

今日は私のおじいちゃんについて書こうと思います。

私のおじいちゃんは坊主でした。確か仕事を辞めてから自分で勉強してなったと母から聞きました。
おじいちゃんちは近かったので、小さい頃から週1回くらいよく遊びに行っていました。
いつも夕方におじいちゃんはお経をあげるので、私もそれに混ざって見よう見まねやっていました。
お経をあげている時のおじいちゃんの声量と響きに驚いたのを、私は鮮明に覚えています。
その時おそらく60歳は過ぎていたんじゃないかな。その声は。小学生の私よりはるかに大きく、脳にビヨンビヨンくるような音色でした。
しかもほとんど息つぎしません。身体も微動だにしません。
「なんでこんな何気なくこんな声がでるんだ?」と、とても不思議に思いました。

お盆やお正月は親戚が集まって大勢で読んだんですが、子供の私たちは、じっとしていられないので叫びちらしたり、言葉や抑揚が変で笑いながらやったり、毎回ゼーハーゼーハー呼吸が荒くなりながらやっていたんだけども、そんな中でもおじいちゃんの声は圧倒的でした。
一番年上のおじいちゃんの声が一番圧倒的だったんです。

思い返すとこの経験がとても貴重だったんだなと今思います。耳への刺激を小さいときに経験できたのかもしれません。
お経がなぜあの音色なのか、お経の言葉やエロキューションに触れたことが、私の脳を刺激してくれたのではないかなと思います。
また、「内的聴感」というものを育てるキッカケをくれたと思っています。「内的聴感」とは、簡単に言いますと、「頭の中で音をイメージすること」なのですが、お経という普段あまり触れる機会のない音を聞く環境があったことで「聴く力」「イメージする力」が目覚めたと思っています。

大きくなるにつれて西欧かぶれした私はお経の声質を嫌がる時期もありましたが、今再びその奥深さを認識しているわけです。
もっとちゃんとお経を覚えればよかった。。。今でも覚えているフレーズはたくさんありますけどね。

おじいちゃんが今も生きていたら、おじいちゃんの人生を聞いてみたかったな。
戦争のことや、なぜ職業坊主になろうと思ったのか、そのためにどんな勉強をしたのか、お経の声についてどう思うか、この職業について変化はあったか、とか。

ありがたいことに、それを傍で見てきたお祖母ちゃんがまだ生きているから、今度会ったら聞いてみようかな。

あと、おじいちゃんのもともとの喉の運動能力はわからないけども、定年してから浄土真宗のことを勉強しはじめて、あの声を獲得したんだとしたら、「声はいくつからでも成長できる」というひとつの希望だなって思います。

お爺ちゃん、素晴らしい経験をありがとう!!

 

そういえば余談、おじいちゃんは美空ひばりが大好きでした。
「あ~あ~~ かわのながれのよぉ~にぃ~」
っていつも歌ってたなぁ~。

私はおじいちゃんそればっかーって思ってたなぁ。
その時私は美空ひばりという存在を全く知らなかったけど、
おじいちゃんが歌いまくるから勝手におぼえちゃったのさ。

 

 

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