【ボイトレのヒント②】ビブラートの練習
こんにちは!新宿・千歳烏山のボイストレーニング教室Kayoko Voice Labのkayokoです。
さて、みなさんは「ビブラート」ができますか?
いろんな種類のものがありますが、広義な意味で、「声を揺らす」ということです。
体験レッスンにお越しの方には、必ず声が揺らせるかチェックさせていただいています。
もともとできる方もいますし、揺らせない方もいます。
注意すべきは、声を揺らせる人が優れていて、揺らせないと喉の能力が劣っているということではないということです。
喉にはあらゆる能力、可能性があり、何か一つができるからスゴイということはありません。
発声、歌、芸能というものはもっと神秘的なものなのです。もっと多角的に見ていくべきものだと私は思って、いつもみなさんの発声や表現と向き合っています。
でもまぁ、「声を揺らす」というのは、できた方が喉の自在性へ近づくことは確かです。
それに、歌唱テクニックとして使われているのはみなさんもよくご存知だと思います。表現の一つとして捉えるとしたら、できた方がいろんな歌い方ができて幅が広がりますよね。
ということで、今回はビブラートってどうやったらできるの?の方法を少しお伝えしたいなと思います。
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アプローチ① 近い音を行ったり来たりする。
「ド〜ミ〜ド〜ミ〜ド〜ミ〜」という具合に、近い2音を交互に発声してください。
こんな感じです↓↓↓↓(わたしのは適当ですドミドミじゃないです笑)
キーボードなどの鍵盤楽器をお持ちの方はそれで音の幅を決めてやってみてください。
お持ちでない方は、キーボードアプリがたくさん出ていますので、それをぜひダウンロードしてやってみて下さい。
音の幅はそんな縛りはありませんが初めは3度くらいかなと思います。
音源例のわたしは裏声でやっていますが、地声でも同じアプローチをして下さい。
2つの音を行き来することに慣れてきたら、次は
アプローチ② 1音1音離さずひと息で発声する。
こんな感じです↓↓↓↓
声がブレないように、いつも同じ引き出しから取り出す感じでやって下さい。
これをひたすら繰り返します。
このくらいのスピードでへっちゃらになったら、
アプローチ③ スピードを上げていく。
こんな感じです↓↓↓↓
そしてちょっとずつ、ちょっとずつ、さっきより早く、という感じで段階を踏んでやって下さい。
そして慣れたらちょーぜつ早くできるかトライしてみる!!
まぁこれはお遊びのつもりで、一体どこまでガタガタオラオラ揺らせるか喉と戯れてみて下さい☆
「ビブラート」と言っても、「揺らす」と言っても、いろんなパターンがあります。
好きなアーティストからでもいいですし、いろいろアンテナを張って、その人それぞれの「揺れ」を観察してみて下さい!!