【ボイストレーニングのヒント①】裏声の下降

【ボイトレのヒント①】 裏声の下降

 

こんにちは!新宿・千歳烏山のボイストレーニング教室Kayoko Voice Labのkayokoです。

さて、発声練習において「裏声」がとても重要であることは先日お伝えしました。
とはいえ、
どんな声が裏声なの?どんな練習をすればいいの?
とお悩みの方も多いかと思います。

実際、多くの方の声を聞かせていただいて、みなさんが裏声だと思って出している声は、
「混合」つまり、地声と裏声が混ざった状態であることが多いです。

今回お伝えしたい「裏声」というのは、極限まで地声系の筋肉の発動をおさえた純粋な「裏声」になります。

わたしが(極力地声の発動をおさえた)裏声を出すとこんな感じです。

 

 

音質が悪くてすみません。。。
人によってはハリのある声にも聞こえて、地声感を感じる人もいるかと思いますが、わたし的にはかなり軽い裏声を出している体感です。

 

さてさて、表題になっている、「裏声の下降」ですが、
こういった裏声が出せることが前提で進んでいきます。
(裏声がわからない!!という方のためのヒントはまた書きますね~)

次の音源を聴いてみてください。

 

 

C4→C3まで裏声で下降してみました。
どうでしょう?みなさんできますか?

実は、この音源を録るのに、何回か練習しました(笑
あ、地声が発動した!もいっかい!
なんて言いながら。

今でも裏声の下降はわたしもたくさん練習します。
何年もフースラー発声法に取り組んでいますが、今でもまだまだであり、原点回帰の練習のひとつです。

「裏声の下降がなぜ大事か?」

裏声の下降、つまり「低音の裏声」です。

低音の裏声は、発声の足場を作ってくれます。
家を建てるとき、大工さんたちは周りに足場を組み立てますよね。
自分の身長だけで届かないところで作業するには足場が必要です。

低音の裏声が自由にだせるようになると、声が軽くなったり、動きやすくなります。
(軽いとか動きについてはまた説明します)

しょーじき言って、この(純粋な)裏声の練習はとてつもなく辛いです。。。
出していても、ホヤホヤして音量もでないし、練習になってるのか?とか、眠くなったりすることもあると思います。
それに、低音なんて地声で出せるんだから、わざわざやらなくてもいいじゃないか、って思いますよね。
でもねぇ、できないことをやるからトレーニングなんですよぉ。

こればっかりはもう、3ヵ月くらい裏声の練習してもらうしかないです!!
はぁぁぁぁーーーそんなにぃぃぃぃ!?!?
はい、そのくらい根気がいります。

おもしろいですよ~裏声の下降~
地声を発動させないように低音をだすのはほんと難しい!
喉の神秘性を感じられますよ。

一緒にやってみましょう~☆彡

カモン、カモン~!! 神秘の世界へ~!!

 

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