あなたが望むのはボイストレーニング?orボーカルトレーニング?
こんにちは!新宿・千歳烏山のボイストレーニング教室Kayoko Voice Labのkayokoです。
ボイストレーニングとボーカルトレーニング、この2つは全く意味合いが違うとわたしは思っています。
簡単に言えば、
「ボイストレーニング」=「声を育てる作業」
「ボーカルトレーニング」=「表現力を育てる作業」
と私は認識しています。
また、極論になっちゃいますが、
「ボイストレーニング」=「インプット」
「ボーカルトレーニング」=「アウトプット」
とも言えるかなと思います。
みなさんはどっちがご希望ですか?
わたし的には、どっちがより大事とかはなくて、どちらもめちゃめちゃ大事です、が答えです。
わたしが主にレッスンでやっているのは「ボイストレーニング」になると思いますが、
「ボイストレーニング」は、My先生の言葉をかりるならば、
「植物を育てるようなもの」です。
農耕作業なのです。
土を耕し、水をまき、日光を与え、肥料を与え、雑草をとったり、虫を駆除したり、、、環境を整えて整えてやっと芽がでます。
芽が出てもさらにそこから実がなるまではまた長い月日が必要で、大きくなっても自然災害などで枯れてしまうこともあります。
「ボイストレーニング」はそんな作業です。
となりのトトロで、トトロからもらった木の実を、めいちゃんとさつきちゃんが、
芽が「まだでな~い」「まだでな~い」なんて言っているシーンがありますよね。
あんな感じです。
まだかな~まだかな~って待つ時間がほとんどです。
一方「ボーカルトレーニング」は、「アウトプット」がメインの作業です。
抑揚やアクセント、音量の強弱、どんな声ならこの歌詞が一番伝わるか、表情など、見られることが前提の練習だとわたしは認識しています。
結論、どちらも大事です。
表現者になるならないは置いておいて、生きていく上で、声を突き詰めることも、表現とはなにか考えることもとっても人生を豊かにしてくれると思います。
では、声がすごく魅力的な人が、歌が上手か?
歌がすごく上手な人は、発声が優れているのか?
これはかならずしもイコールではありません。
ただ、声が育って自由度がましてくると、できることが増え表現力があがり、歌がうまく聞こえるということはあると思います。
例①この1曲を2ヵ月後の結婚式で歌いたいから上手くなりたい!!⇒ ⇒ ⇒ ボーカルトレーニング
例②末永く歌いたい、枯れない喉にしたい、この歌いにくさをなんとかしたい!!⇒ ⇒ ⇒ ボイストレーニング
こんなイメージかな~~。
「ボイストレーニング」と「ボーカルトレーニング」はどちらも大事で、相互に関係しあっています。
今のみなさんが望んでいるレッスンをしてくれる場所を探せばよいと思います。
わたしのレッスンに来られている方でも、
ボイストレーニングだけの人もいれば、ボーカルトレーニングと両方の方もいます。
…と書いているうちに、ふと、、、
練習素材・イメージとして、歌手や有名人/キャラクターのモノマネをしてもらうので、ボーカルトレーニングの要素も入っているのかもしれないわね~なんて感じてきました(笑)
でもまぁあくまで声に着目しているので、やっぱボイトレかな。