なぜ思うように歌えないのか??

みなさん、こんにちは!
新宿・千歳烏山のボイストレーニング教室Kayoko Voice LabのKayokoです。

さて、みなさん、歌の調子はどうですか?
私は最近、ほんの少しステップアップできたかなと感じており、嬉しい最中です(*^ω^*)
低音の裏声と母音の純化を徹底的にやりまくっていたことがよかったのかなと思っています。
私にはいつも指針にしている曲があるのですが、それが少〜し歌いやすく納得いくものになったかな〜という感じです。

ということで、
みなさんは、ボイトレやってるのになーんか変わんないな〜歌いやすくならないな〜と思うことはありませんか?

今回はなんで変わらないのかなぁというあるあるを書こうと思います。

 

 

 

1. 歌はジェットコースター

🎶 🎶 波は〜ジェットコ〜スタ〜 🎶 🎶
という歌詞のKinki Kidsさんの曲がありますが、
歌うこともジェットコースターみたいだと私は思っています。

「歌う」という行為を言葉で説明すると、
声の高さ(音程)と発声のタイミング(リズム)を言葉に乗せてくるくると素早く変えている行為です。

歌うことがなぜ難しいかって、
①普通にしゃべりで使っている音域を逸脱し、
②あまり自分が使わない言葉(歌詞)を言い、
③それらを決められたタイミング(リズム)で出さなければならない、
というあらゆることを”同時に”、かつ”素早く”、かつ曲が終わるまで”ずっと”やらなければならないからです。

そして曲は始まったら止まってくれませんから、もうまさに出発したら終点までドビューンと駆け抜けていくジェットコースターのようなものなんです。
それにジェットコースターって動力がないんですよね。
高いところから落下する位置エネルギーを利用しているだけ。
ある意味自動運転ぽいところも、喉の能力を回復してオートマチックになるまで落とし込みたいと思っている私には、似てるなぁと思うわけです。

 

1. 発声練習でただ出してません?

みなさんは、何を目的にその発声メニューを練習をしているか考えながらやっていますか?もしくは目的を知っていますか?

言われるがままにやるのと、◯◯を目的にしているんだーと考えながら意識してやるのとでは効果が違うのではないかなと思います。
上でも言ったように、歌うということはいろんな行為の融合であり、かつそれをとんでもない速さで、かつ保ち続けないといけないわけです。

なので、「♪マーマーマーマーマーマーマー♪」とか、何の気なしに毎回同じ音域、スケール、スピード、言葉でやっていたところで歌に活かされるわけがないのです。
これはただの準備運動ですね。
準備運動しただけで足早くなりませんよね?サッカー上手くなりませんよね?( ̄▽ ̄;)
とは言え、○○筋よ動け〜!と強く願っても本当に活動しているかはわからないので、先生と話しながら進めていくのが一番いいと思います。

とにかく意識すること。出来ている出来ていないではなく、小さな小さな変化でいいんです。それを積み重ねることが大切です。

 

2. 1時間のレッスンではなかなか難しい

みなさんレッスンは1回1時間ですか?
半分発声、半分歌唱という人がいらっしゃるかと思いますが、となると毎回毎回それぞれが25分か30分そこらということになります。
けっこうどっちつかずになりませんか?(@_@)

多くの方が歌を練習したくてボイトレに通われていると思いますので、
発声練習はほぼただの声出しチャチャチャになって、多めに歌唱練習の時間を取っていると思いますが、
それでは声自体をトレーニングしていないので、本質的に歌が変わるのは難しいよな〜と思うわけです。
もちろんその短い時間でもしっかり何かを掴み、自分でたくさん練習してくださり発声も歌も上手になった方もたくさんいます!!

なので教える側と自分次第と言えばそうなんですが、
ボイストレーニングとボーカルトレーニングは別でそれぞれ詳しくやった方が良いと私は思います。
ただ、歌うという行為は、発声の延長にあるものので、
ボーカルトレーニングだけでは、とある曲はうまく歌いこなせるようになったとしても、曲が変わってもそれが保たれるということは、元々のうまさがある人でなければなかなか難しいと思います。

「歌う」というのは「発声」という基礎の先の応用ですからね。
普通応用問題から解かないでしょう(笑)

ということで、歌うこと」をうまくしたければ、その手前にある「声を出す」ということを磨くのが遠回りのようで近道です。

先日ダンサーの方とお話ししていて、
「すごい人ほどめちゃくちゃ基礎をやっている」とおっしゃっていました。
それが踊りのふとしたところで滲み出てくる、そうです。
歌もホントそうです。

なのでみなさん、ボイストレーニングです!!ψ(`∇´)ψ

歌はジェットコースターのようにあっという間に過ぎます。
発声の基礎をちゃんとやらないのは、安全バーなしに絶叫マシンに乗りこむようなものではないかな〜。言い過ぎかな(笑)

 

3. これができれば歌いやすくなるでしょう

この辺ができるようになれば歌いやすくなると思います。

トレーニングの段階
① 内喉頭、外喉頭の筋肉の整理、いろんな声がいろんな音域で出せるようになる
② ロングトーン、持続力
③ 素早い音程/音色の変化
④ いろんなスケール練習、あらゆる母音/子音に対応する

 

トレーニングのすべてじゃん(笑)
「歌う」って集大成みたいな感じです。
さらにそこに感情や表現という何だか目に見えない感覚的なものがのってくるわけですから、あらま〜なんかすごい大変な気がしてきた。゚(゚´Д`゚)゚。

いえいえ大丈夫です。
もちろん最初からエベレスト目指したら果てしなくたどり着けない気がしますよ。
でも少しずつ、少しずつ、小さな山からトライして、自分の変化と成長を楽しむことができたら、きっと大きな山を登ることだって不可能じゃないですよ。
私はそう信じてやってきましたし、これからもそうです。
とは言え基本的には気楽にやりましょう精神です。続けることが一番大事です。

 

4. 雑談

そう言えば、最近はとんと絶叫マシンに乗っていません。
小学校の時から学生時代はめちゃくちゃ好きで乗りまくっていたのに、
社会人になって久しぶりに○○○ハイランドの「○○じゃないか」乗ったら死ぬほど怖くて愕然としたのを思い出しました。
これが老化かと・・・笑
そういうとこも声と一緒だなーと感じます。
若い時の柔軟性と、何もしなければ感覚はどんどん衰えるんだなと実感しました。

小学生の頃感じた絶叫マシンの面白さをこれから感じられるかはわからないないけども、
声の柔軟性は訓練したら確実に小学生の自分に戻れると私は信じています!!

 

 

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