レッスン中これやっている人は成長しないかも!?
こんにちは！
ボイストレーナーのKayokoです！
ちょっとギョッとするタイトルにしてしまいましたが、レッスン中に心がけてほしいことを書きたいと思います。
【 レッスン中これやっている人は成長しないかも!? 】
1.疑問・わからないことが湧いてもその場で質問しない
以前、他でレッスンを受けられている方とお話しする機会があり、その方がこうおっしゃっていました。
うーーーーんこれは、ちょっと待ったぁですねぇΣ(￣。￣ﾉ)ﾉ
おっしゃりたいことはよ〜くわかります。
レッスンは貴重な時間ですから、1秒でも長く自分が声を出す練習をしたいですよね。
ただ、ボイストレーニングって、私が思うにですが、
何を考えながら、イメージしながら、何に意識を払いながらやっているかという脳の中身、というか、考え方が大事だと思っています。
先生が言っていることがわからない時は、瞬時に聞いた方がいいと思います。
なんとなくこういう意味かな？と文脈から想像でその場をやり過ごすのは避けた方がいいと思います。
というのも、ボイトレ、に限らず、何かを習得するという行為は、講師と同じ方向を向いて同じものを目指していないとうまくいかない可能性が高いです。
繰り返しですが、大袈裟に言えば、私は具体的なレッスン方法よりも考え方の方が大事だと思っています。
考え方や価値観、大切にしているものが似ている講師と受講生でなければなかなかうまくいきません。
例えば、裏声地声をしっかり分離することから取り掛かる必要があると考える講師と、ミックスボイスしか頭にない受講生では、あまりにも違う景色を思い描いていますよね。
これでは一緒に手を取り合って成長していくのは難しいですよね。
講師の方が知識や経験も多いのは当たり前ですから、受講者の皆さんが先生何言ってるかよくわかんないな〜という場面は多々あると思います。
ためらわず聞いてください、その瞬間に。
後でいっかとか、よくわかんないけどまいっかとスルーした小さな空白がチリツモで次第に講師と受講者で全然違う方向を向いているなんてことになりかねないです。
講師側も皆さんがどんなことを考え、わからない点はないか確認しながら進めていきますが、
うんうんと頷ずいている様子を講師としてはしっかり理解されていると思ってしまう可能性もありますので、
のちのちお互いにあれれ？となってしまうこともありますので、すぐ聞くようにしてみてください。
講師側も、皆さんが何を思い何を考えながら発声されているのか、とても知りたいのです。
自分の時間が減るととらえず、わからないことはすぐに質問し、頭の中を、心の中を、お互いが少しでも見せ合える関係性でいられたらボイトレも自然にうまくいくと思います。
2.レッスンを録音しない
レッスンの録音はしてます、という方の方が多いかもしれないですが、
やっぱり復習をしないと上達は望めないので、自分一人でも練習できるようにレッスンの録音は必ずしてください。
人間の記憶はとても曖昧です。時間経過とともに微妙に変化してしまうものです。
発声した声の質感であったり、講師との会話のニュアンスや温度感と言うのは、１レッスン分全て覚えているなんて不可能ですよね。部屋を出た瞬間忘れますw
それに、後日録音を聴いていると、レッスン中はわかったと思っていたことでも、疑問に感じる部分が出てきたりします。
なので、何度も何度も聞き返してください。聞くたびに発見があったりします。
何よりも、自分の声を聞くと言うのが一番大切です。
恥ずかしいから、上手くできていない自分の声は聞きたいくないという方もいらっしゃいますが、それでは上達しません。
私もそうでしたよ〜。てか今でも自分の声、録音したものを聞くと大体絶望していますw
それでも聞きます。ひどいと感じる部分もありますが、案外いいじゃないと感じられる箇所だって見つかりますから。
慣れです、慣れ。回数重ねれば自分の声への抵抗も減ります。
ボイトレの第一歩は「聴くこと」です。
それは、歌手の歌を聴いたり芸能を見るという、自分以外の声を聴くということを指してもいますが、
「自分の声を自分がしっかり認識する」という意味も含まれています。
3.講師のデモ発声を最後まで聞かない
こちらも全員ではありませんが、たまにいらっしゃいます。
講師の発声が終わる前に、つまり食い気味に発声を始めてしまう方がいらっしゃいます。
私の狭い統計ですが、食い気味で発声する方は上達しない傾向があります。（もちろん人によります）
講師の発声を、1,2秒聞いたくらいですぐ追いかけるように発声を始めてしまう、
こういう最後まで聴ききれない方、待てない方は、早合点しがちで、自分で勝手に想像・解釈しておられることが多々あります。もしくは逆に何も考えていないか。
みなさんも自分が話しているのを遮られたり、それってこういうことだよね？と勝手にまとめられたりした経験ありませんか？
話半分で自分の意図を全然理解してもらえなかったな（ ; ; ）なんて経験。それに似ています。
講師は全てを言葉で説明せず、「声」というものを通して体験・感じてもらうということもします。
言葉の説明以上のものが「声」の質感から伝わることがあるからです。
なので講師の発声は、耳の穴をかっぽじって最初から最後まで隅々まで聴いてください。
そして、ご自身のひとつひとつの発声に入魂してください。
もちろんレッスンは間違えたり失敗する場所です。しかしながらその失敗する割合はどんどん減らし再現性を高めていかなければいけません。
「よく聴いて、よく出す。」
「一声入魂」です！！
では、健やかな声ライフを楽しんでください☆
体験レッスン実施中！！
