ガバガバの喉からスティーブ・ジョブズへ

 

みなさん、こんにちは!Kayokoです!
お元気ですか?

なかなか心穏やかに過ごすことが難しい時期が続いており、
声を出すことや歌うことに対して風当たりは強いようですが、
そんな時だからこそボイストレーナーとして自分ができることを模索していきたいなと思っております。

会えなくてもオンラインでレッスンは受けられますし、
誰かに習わなくても一人でもできることもたくさんありますし、
声を出さなくてもボイストレーニングに役立つ方法はたくさんあります。

ということで、今日もボイトレのヒント的なものを一つお伝えしたいと思います。

とはいえ、声と心の健やかさは直結していますので、
心身の健康を一番に気にかけて日々過ごしていただきたいですね。

 

今日もご機嫌でいきましょう(=^▽^)σ

 

さて、今日は「ガバガバの喉」についてです。

最近書いた、「喉を開く」 「喉頭を下げよう」というトピックと似たような話になります。

 

 

1. ガバガバの喉とは?

「ガバガバ」と聞くとどんな印象を持ちますか?🦛🦛
日常ではあんまり使わない表現ですかね〜。

辞書を引くと、

「ガバガバ」・・・

大きくてしまりがなく、ゆるんでいる様子。服の寸法が大きすぎて着ても余っている部分が多いさま。

てな意味らしいです。

私的に「ガバガバな喉」を定義するとしたら、

空間が広く、無駄な力みがあまりなく、声帯が開きぎみな状態

かなと思っています。

 

2. こんな声出せますか?

文字ではさっぱりわからないと思いますので、ちょっとデモしてみますね。

ただ、気持ち悪い声と感じるかもしれないので、
心してポチっとしてください(笑)

ガバガバな喉の声のデモ

 

100m全力疾走を急にさせたれた後のような、
もしくは電車に乗り遅れそうで死ぬ気で階段かけ上がって扉が閉まる寸前で滑り込めた時の中年男性の呼吸みたいな感じです。(⇦これはそういう場面に居合わせて実際に見聞きしました笑)

こういったガバガバな声は生徒様にたまにやっていただくのですが、私が出会った方ではできない方の方が圧倒的に多いですね。

もちろん、”そんな声出したこともないし””出したいとも思えない”というのも原因としてあるかと思いますが、
多少の差はあると思いますが、ほぼほぼの人が似たような音色でこのような感じの声を出せるようになるとは思うのです。

猛ダッシュしている時、呼吸は浅くなったり止まっていますよね。
その反動ですごい量が必要になり全身で呼吸をする、こういう生理現象にボイトレのヒントはあったりします。

そういう状況にならないとできない???

いやできるんですよ〜。

こっそり一人の時にでもやってみてください(¬_¬)笑

 

3. どんな効果があるの?

● 喉頭が下がった感覚を得やすい(広い空間を意識しやすい)

● 声帯を閉めすぎない

● 声帯を意識して開ける能力が身に付く

● アンザッツで言えば6番や3aの喉頭位置になりやすい 

息を結構吐くのがコツですね。

「いやいや、息は少ないのが◯、息減らせってゆーてるやん?」って思ったそこのあなた、
正解です。

もちろん息をたくさん吐くというのは声帯が乾燥しやすく体への負担も大きいですから、効率の良い振動を生み出せず発声として考えるとN Gです。

ただ今回は効率の良い発声を狙っているというよりは、大きな息の流れによって声の通り道を広く使う感覚を知ることを目的としています。

声帯がギュッと閉じていたり、声道が狭い状況ですと空気は出ていけませんからそれを大きく吸って吐く息の流れでこじ開けてみようという目的です。

 

どうですか?似た感じでできますか?
今やれとなるとこれがなかなか難しいのです。
思いっきり吸うことも吐くことも、そんなこと日常ではあまりしないですからね。
だからそう状況が起こりそうな上の例をあげたわけですが、わかりにくかったでしょうか?(OvO)

もしかしたら多くの人がこういう声を真似しようとすると、
余計に喉が閉まるような感覚になるかもしれません。
吸う時はいいですが、吐く時に肺から上がってきた空気を全て受け止めたいと声帯ちゃんが活動したりその手助けで喉頭が上がるかもしれません。

目一杯大きく息を吸うと喉頭は下がりやすいので、
その状態をキープしながら吐けるか少しずつやってみてください。

ただ、乾燥しやすいので、水分を取りながらやお風呂の中などでやったり、初めはあまり長い時間挑戦しないようにしてください。

 

4. ガバガバの喉はやるべきか?

これは人によりますね。タイミングも大事ですね。

私は等しくみなさんに身につけてほしいなとは思いますが、
こういった感じの発声は声帯が開いていますので、声帯を振動させ声を出すこと鳴らすことの訓練ではないので、喉がガバガバにできたところで超いい発声、歌が劇的に上手くなるということはないです。

じゃあなんでやらせんねん!って感じですよね。すみませんΣ( ̄。 ̄ノ)ノ

ただ結構いい感じの発声バランスの方はこういったこともできる傾向が高いのは事実です。

なので私の結論としては喉頭懸垂機構を蘇らせるためには必須かなと思います。

 

5. まとめ:点と点がいつかつながる

私は「声の可能性を広げる」ことを第一のモットーとしてボイストレーニングに臨んでいます。
その中に、声量アップや音域アップ、音程改善や声枯れ改善などの細かな発声の悩みの種は全て含まれていると思っています。

ボイストレーニングは本当にいろんなことが関係しています。

「これをやったら誰でも必ずこうなる!、1+1=2」というのが通用しない世界です。

突然ですが、みなさん、点描ってやったことありますか?

細かい点をひたすらトントンやっていって一つの絵を描く方法です。
(私個人的に結構好きなんです)

 

最近で言うと、フォトモザイクアートというものもありますね。

一枚一枚見ると異なる写真なのに、並べて遠くから見ると一枚の大きな写真になっているアートです。

(これはアップルに関わる製品やアイコンなどで描かれたスティーブ・ジョブズですね)

 

今ここでスティーブ・ジョブズの写真を載せたのにも理由があります。

彼が行った超有名なスタンフォード大学の卒業式のスピーチの中で、彼は以下のように言っています。

 

将来をあらかじめ見据えて、点と点をつなぎあわせることなどできません。
できるのは、後からつなぎ合わせることだけです。
だから、我々はいまやっていることがいずれ人生のどこかでつながって実を結ぶだろうと信じるしかない。
運命、カルマ…、何にせよ我々は何かを信じないとやっていけないのです。
私はこのやり方で後悔したことはありません。
むしろ、今になって大きな差をもたらしてくれたと思います。

 

ボイストレーニングに限らず、

「生きる」ということはこれだと私は思っています。

日々生活していると、今自分がやっているこれは一体なんなんだ?何の役に立つんだ??ということばかりです。
もちろん間違えることや無意味だったこともスティーブ・ジョブズにもあったと思います。

それでも私は、日々の小さな点が何かにつながっているんだと信じて生きていきたいのです。

小さな点の成果は未来の自分自身にしかわからないのです。

 

1年後のみなさんはどんな声をしているでしょうか?どんな歌を歌っているでしょうか?10年後は?

 

ワクワクしませんか?(*≧∀≦*)

 

 

 

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