【何よりも】柔軟性のある裏声が重要です!!

こんにちは!Kayokoです!
新宿と千歳鳥山にて対面レッスン行っております!
オンラインレッスンも行っております!最近はボイトレのオンラインも結構浸透してきたな〜と感じています。
New eraですね!!(´∀`=)

 

さて今日は裏声を鍛えていきましょう!

ボイストレーニングの基本は「裏声」にあります。

声の開発、復活、そして自由自在な歌唱を目指すのであれば、

とりあえず裏声、つまり薄いくっつきの状態であらゆる動きが可能になってください。

ミックスボイスとかそんなんはそのあとです。

 

 

1. 裏声が声の土台

裏声が声の土台です。
フースラーメソッドでは「弾性的足場枠」と表現されていますが、声帯の薄さとあらゆる方向へ動く喉頭の力が合わさって、トランポリンのようなしなやかさと強さを併せ持った状態にするのがボイストレーニングの肝です。
多くの人が求めるミックスボイスなるものは裏声の上に地声が乗っかったものです。
裏声が強靭でなければ決して声が融合していくことはありません。(裏声だけが強靭で地声がなさすぎても融合しません)

最近の流行が男性の高音にあるような気がしますが、彼らの高音を地声と呼んでしまうからボイトレがおかしくなるのであって、
もう裏声と呼んでいただきたい、個人的には笑
高音が地声(の機能がしっかり働いた声)のように聞こえる発声ができている歌手のみなさんも、おそろしく裏声の機能が強靭だと思います。

 

2. 高音よりも・・・

皆さん高い声が出るのが優秀だと思ってらっしゃいます。
確かにそれだけ声帯を引き伸ばすことができているということなのでもちろん素晴らしいのですが、
私的には高音をパーンと当てるより、高い音から下降してくる、つまり声帯の引き伸ばしを緩めてくる方が難しいと思っています。

高い音への跳躍は、なんか一瞬力んだら出たとか起こり得ますが、
急に低い音へ落ちたり、素早く細かく下がる音階を的確に当てるのは力づくではどうにもなりません。

実際多くの方を見てきて上昇の音階より下降の音階の方がブレます。
高い声、高い声とみなさんおっしゃいますが、そのでない!苦しい!と感じる高音は曲の中の一体何割でしょうか?
HiCより上が曲中の半分以上を占めているポップスなどそうそうないでしょう。
LiSAさんの「炎」で登場する最高音E5は、強い高音として発声されているのはたった1回です。
それが肝心やねん!…はい、わかります。
でもそれ以外の部分の方が多いわけですから、強い高音以前にやることはめちゃくちゃあります。

音程が下降するということは声帯的には緩んでくるわけですが、これを瞬間的に調整するのは結構難しかったりします。
裏声の体力をどれだけ付けられるかがボイストレーニングを正しい手順で進めていくには必須です。

歌では使わないかもしれない声があなたを救ってくれます。

簡単に言えば裏声は音程をつかさどっています。
裏声を制せずしてなぜ思う通りに歌が歌えようものか。。。

 

3. 裏声のスケール練習

では、実際に発声していきましょう。

私もまだまだ道半ばなので、披露できるほどのものではありませんが、
以下の音源の音階練習くらいは他事しながらでもできるようになってほしいです。

とりあえず今回は喉頭位置はどこでもいいです。
とにかく自分が裏声だと思う声でいいです。
私の様な音色でなくていいです。

①まずはよく聞く5トーンから(ボリューム設定注意)

D5から5トーン下降

 

②グリッサンドしながら

(グリッサンドとは一音一音区切らず隙間なく滑らせるようにという意味です)

D5から5トーン下降グリッサンドをつけて

 

③5トーン上昇と下降

G4から5トーン往復

 

④ 早い下降を何度も

③のスケールを素早く

 

最後は、音数を増やしてみましょう。そしてさらに速度も早めましょう。

⑤オクターブの下降

D5からオクターブの下降

 

4. まとめ:裏声をよく練習してください

裏声は声帯の薄いくっつきの状態を指します。

裏声は体重が軽く、地声は体重が重いとイメージしてください。

体重が軽いはずの状態で自由に動けなければ、
多くの方が望むミックスボイスとやらは、裏声の中に強さ(地声っぽさ)が乗ったものであり、体重が重くなるのですから、扱いが難しくなるのは一目瞭然です。

上のスケールは超よくあるやつですし、聞き馴染みがありますね。
頭によくインプットされている音階なのにできないのであれば、
曲中のメロディーラインに対応できるはずがありません。

なかなか裏声の重要性の深層部分は広まっていかないのですが、
これはもう裏声という大海原の深海へ足を踏み入れてみなければわからない領域かもしれません。
(おそらく私もまだ体験できていない)

そもそも、自分が出している声が裏声なのかどうかわからないという方もいらっしゃるかもしれません。
裏声だと思っているけど実はそうじゃなかったということもよくあります。
出会った時から裏声がいい状態だな〜という方は本当に少ないです。(個人的感想です)

声を変えたいと思われる方はぜひ一度トレーナーに聞いてもらうのがよいかと思います。

では、今日もよい1日を!!(*´꒳`*)

 

 

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